呪いか、お呪いか


「呪」


この字の

右側の、「兄」は、
お兄さんという意味ではなく、
祭壇で祈りを捧げる人の形を表している。


これが、
示(しめすへん)に、兄だと、

「祝」


示は、
3つの脚にテーブルが乗っている形で、
祭壇を表し、
しめすへんの多くは、
神や祭りに関することを表す。


祝、祈、祷、神、祓 etc...

口(くちへん)に、兄(人が祈る形)
だと、呪という漢字になる

そして、

「呪い」
 は、
「のろい」

と読み、
※この鳥は、呪いと関係ありません。



「お呪い」
 は、
「おまじない」

と読む。


両方とも、呪文を唱えるので、
くちへんが付いているが、

「お」を付けると付けないでは、
ずいぶん違う。



「のろい」は、
呪術による他人への不幸の願掛け

「おまじない」は、
言霊による自分への幸せの願掛け


「人を呪わば穴二つ」というが、
自分の墓穴を掘ってまで果たそうとする
呪いか、


害なしの
お呪い(おまじない)か、


選択は自由。


ところで、先日紹介した
金松法然というお坊さんは、
呪い(のろい)ではなく
お呪い(おまじない)でもなく

をかける

説法のまじないだ。


いずれにしても、
呪術を発動させるときは、
怒り、妬み、恨み、愛おしさ
などの感情があり、

その感情から、

満たされぬおもい

が湧き起こる。

そのおもいは、執着に変わり、

呪い

という選択肢にたどり着くことがある。




呪いをかけるか、
お呪い(おまじない)をかけるか、

やっぱり、どちらを選ぶのも自由。


それにしても、


ちちんぷいぷいの
おまじないは、
なんかいい感じの

呪い(まじない)だ。

いっちょ、みてみますか

慧眼(けいがん)、炯眼(けいがん)、達眼(たつがん) 目ではなく眼で見る いっちょ、見てみますか。 今後、ブログ記事は、希望される方のみに配信いたします。

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