瞑想、その在り方
「瞑想」
脳をリフレッシュさせ
リラックスしたり
ストレスを緩和したり
心身の疲労回復を促したり
瞑想は、
優れた効果をもたらすと
言われており
大企業の研修プログラムに
取り入れられるなど
世界的に注目を集めている
しかし、
瞑想には
メリットだけでなく
デメリットが潜んでいる
それは、
瞑想への依存
不安の増大
自己肯定感を下げる
禅病(魔境に入る)
などが起きることがある
特に
「魔境」
については、
ブラウン大学で
科学的な研究が始まっている
魔鏡に入った時の症状は
幻覚が見えたり
幻聴が聴こえたり
強迫観念に囚われたり
吐き気やめまい
瞑想に取り組み始めて
数カ月で
体験する人が多い
魔境に入りやすい人の
特徴として
瞑想の効果を期待し過ぎる
瞑想を長時間行い過ぎる
ということが挙げられる
効果の期待や
もっとやれば、
もっと何かが得られるかもしれない
…という欲が
引き起こす現象だ
2500年前に
ブッダが
心の苦を滅するための
「八正道」と呼ばれる
教義の中で
心のトレーニング法として
創造された方法が
瞑想である
ブッダは
全ての心の苦しみの根源は
「欲を求めてやまない気持ち」
つまり
「渇愛」であると説いた
瞑想に、何かを期待するのは
本末転倒
ということだ
瞑想の奥にある
ブッダの教義を理解すれば
瞑想は
やり方ではなく
あり方なのだということが
見えてくる
やり方は
言葉で説明できるが
あり方は
言葉では表現できない
言葉では
表現できないものを
ただただ感じる
それが、
瞑想の真意ではないだろうか
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