腐るのはチーズだけではなさそうだ


二匹のネズミと二人の小人は、
いつも迷路の中で
チーズを探しまわっていた
 
ある日ついに、
チーズ・ステーションCで
チーズの山を発見した

それから毎日、
ネズミも小人も
チーズ・ステーションCで
チーズを食べた
 
ところがある朝、
チーズがなくなってしまう

ステーションCの様子を観察し、
いつかチーズが無くなるだろうと
予想していたネズミたちは、
すぐに、
チーズ・ステーションCを捨て、
新しいチーズを探しに出かけた
 
一方、小人達は何日経っても、
チーズ・ステーションCにとどまり
どうしてこうなったのか
ただただ考えあぐね、
もうチーズは現れないと
心のどこかで知りつつも、
新しいチーズが現れるのを待ち続けた
 
 
ついに、小人の1人は、
チーズ・ステーションCを出て
新しいチーズを探す決断をする

そして、
もう1人の小人を誘うのだが
彼は、どうしても
チーズ・ステーションCで
チーズを待つという
 
小人の1人は、
不安と恐怖に打ち勝ち、
新しいチーズを探して
迷路に飛び出したものの

先に何があるのか?
何もないのか?
危険があるのか?
 
ありとあらゆる
恐ろしいことが
頭に浮かんだ

それでも、先に進んだ
 
そして遂に
ステーションCよりも
ずっと沢山の種類のチーズがある
チーズ・ステーションNを発見する

すでにチーズ・ステーションNに
たどり着いていた二匹のネズミが
小人の1人を歓迎した

チーズ・ステーションCにとどまった
小人がどうなったかは、
想像に難くない

「チーズはどこへ消えた」
著者 スペンサー•ジョンソン


チーズステーションCに
とどまった小人の敗因は、

沢山のチーズを食べた経験を忘れられず
ステーションCに執着していた

ステーションCにチーズがまた戻ってくると
根拠のない期待を捨てきれなかった

ステーションCを離れない理由を
勝手に捏造し、自分に言い聞かせた

つまり結局の要因は、

考えてばかりで行動に移せなかったから


腐るのはチーズだけではなさそうだ


 
 
 

いっちょ、みてみますか

慧眼(けいがん)、炯眼(けいがん)、達眼(たつがん) 目ではなく眼で見る いっちょ、見てみますか。 今後、ブログ記事は、希望される方のみに配信いたします。

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