御嶽

御嶽(うたき)は
先祖を祀っている場所で
琉球の神が存在している霊的な場所


ユタたちは、日常的に
御嶽を訪れて祈りを捧げる
ユタの彼女、

何気なく置かれた石や
切り立った岩が
大切な意味を持つ
岩に登ったり、
石を持ち帰ったりするのはもちろん、

厳禁

その小さな石の一つが
なくなるということは、
神様の体の一部をもいでる
ようなものだよ、
と言った

沖縄本島は、
御嶽が、まだ観光地として
受け入れられているが、
島に渡るとそうはいかなくなる

八重山諸島では、
御嶽が、「みたき」から、
「オン」
という呼び方に変わる
一見、普通の鳥居に見える場所



ツカサと呼ばれる
女性の神の使いが儀礼祈願を行う

地元で生まれ育った、
神の使いの女性一人だけが、
鳥居の奥にある石垣から
先の聖域(イビ)
に進むことが許されている


観光客が、
鳥居の中に入ろうものなら、
地元のおじい、おばあから、
こっぴどく叱られる

何も知らずに
御嶽を通りかかったとき、
あまりにも大きなエネルギーに
圧倒された
気軽に入る場所ではないと感じた

入るどころか、
さっさと通り過ぎたくらいだ
御嶽には、
深い歴史や
古来からの信仰や
崇拝といった
念が込められているから、
軽々しく訪れる場所ではないのは確かで、


神と住民を繋ぐ聖地だから、
そっとしておいてほしいというのが、
彼らの願い

御嶽という神聖な場所に
ふさわしい振る舞は、

そこが、
観光地やパワースポット
でないということを考えれば、
自ずとわかることだ

祈りの邪魔をしないでほしい、
静かに祈らせてほしい、
と彼女は言った


彼女が、
ツカサなのかは
あえて聞かなかったが、
心からの願いであるのは、
間違いなく心に届いた



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いっちょ、みてみますか

慧眼(けいがん)、炯眼(けいがん)、達眼(たつがん) 目ではなく眼で見る いっちょ、見てみますか。 今後、ブログ記事は、希望される方のみに配信いたします。

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